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懶惰宗他力本願寺

自らの力によらず、何かの力すなわち他力を頼み怠惰な生活と往生を願うことを要旨とする懶惰宗の本山、及び架空の宗派。

4/29 The Caravaggio Exhibition

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カラヴァッジョ展に行った。


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大掃除したら展示リストの紙が発掘され、振り返りが可能になったので書く。

カラヴァッジョ展は2016年の展ラッシュの発端となる出来事だったので印象深い。
そもそも出不精が過ぎるため美術展なんて全然行かない人間だったが、たしか北村一輝(目的)とヤマザキマリが出てたカラヴァッジョ展の特集番組(手段)を観て、あっこの人の絵超タイプなんですけど~見たい~となったのだ。それぐらいなんかティンとくるものがあった。黒をバチッと入れた画面構成がカッコよすぎる、というのが第一印象で、スポットライトを当てたみたいなコントラストきつめの絵が多いのも好みに合致したから、チケットを買わずにはいられなかった。

国立西洋美術館
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これたぶん展の後に撮ったやつだな。展出たのが11時半くらいだったんだけど、わたしが入場するときより老人の人口が爆発しててビックリした記憶がある。この写真を撮るために駅側に少し歩いていったら、和服を完全に着こなしてる長身白人初老マンが木陰にいて超カッコよかったのを思い出す。顔は憶えていない。背がすごく高いから威圧感が尋常じゃないのか、周囲を歩く人が避けてて、混雑してる中で軽くドーナツ状になっていた。本当にイケオジっぷりが筆舌に尽くしがたく、姿勢も良く、アレは激マブってレベルじゃねえという、ここ数年間でも稀に見る逸材だった。


すきなやつ

女占い師
指先が神経質っぽいのと、目元が意味深くさいのがいい。服の色もすき

トカゲに噛まれる少年
少年というには少し顔に違和感があるなと思ったが作者本人の顔を元に描かれているらしい。カメラ目線とかちょっと余裕っぽい

果物籠を持つ少年
果物の質感がすごい。微妙な表情のつくりを見ると、動画の一瞬を切り取ったような印象を受ける

バッカス
顔面がお面っぽいのがちょっと不気味

マッフェオ・バルベリーニの肖像
色の統一感がある点がたいへんよろしく思われた

エマオの晩餐
全体作品を通して、手に表情がある感じがすきなんじゃないかと思い始める

メドゥーサ
最高。一番すきなのでポストカード買った。表情が絶妙すぎるのもいいし、円の中に収まってる構図自体がすごくいい

仔羊の世話をする洗礼者聖ヨハネ
なんかバランスを崩した人っぽい

法悦のマグダラのマリア
死にかかりながらキマってるという。エロい。マリア氏は人生色々あったとかそういうのも影響してるだろうけど、人間は死ぬ間際に幸福物質が爆裂に出てめちゃくちゃ気持ちいいらしいというのも思い出された。この絵の横に、カラヴァッジョに影響を受けた画家が描いた「○○のマグダラのマリア」も展示されてたけど、カラヴァッジョの方が画面がシンプルで肌の露出も低いのに、インパクトとか諸々は断然こっちだなというのが素人目に見ても明らかだったのがすごい

エッケ・ホモ
爺さんのドヤ顔が


結局、2016年で行った展の中で一番好みの芸風だった。
ネットで作品タイトルを検索しながら当時の感想を思い出すって感じで書いたけど、もしかしたら参考にした画像が間違ってるかもしれないから、全然違う絵の感想になってしまってるかもしれないけど致し方あるまい。

展の後は駅の方に戻って、iacoupéというコッペパン屋でパンふたつ買って公園に戻って、開けた所は人がうじゃうじゃだったため、林の中でもそもそ食べた。このパン屋、ショーケースにコッペパンがずらっと並んでてメニュー別に違う中身が入っている、その絵面がたまらなかった。色違いで同じ形が並んでるのすきだ、というのと脳の同じ部分が刺激されていた。手で持ってみるとちっちゃ!って感じで、でもちっちゃいから同じ食事のタイミングで数種類食べられるとも言える。どれにしようかなと選んでる時点で既にときめきが尋常じゃなかった。上野の展行くときまた食べたいと思っていたのに、この1回だけになってしまっているのが残念。来年ティツィアーノ展行くからそのとき寄れるといいなあ。